「交流戦、ソフトバンク５－０阪神」（９日、ヤフオク）

　ソフトバンクの大隣憲司投手が阪神打線を４安打完封し、５勝目を挙げてチームを６連勝に導いた。

　序盤から伸びのある直球を武器に、阪神打線をほんろう。三回２死から鶴岡に二塁打を許したのが、得点圏に走者を背負った場面で、三塁を踏ませない完璧な投球だった。

　打線も阪神投手陣から１５安打を放ち５得点。残塁は目立ったが、打線の破壊力を見せつけた。三回には松田が豪快な１４号２ランを放ち、通算１０００本安打を達成した。

　快投を見せた大隣は「ここ数試合情けないピッチングばかりで、チームに迷惑かけてたんで…。素直に完封できてうれしいの一言ですし、チームの連勝の流れに乗せてもらえたと思っています」と笑顔。「真っすぐで勝負できた」と、佐藤投手コーチに師事して強化してきた直球に手応えを感じていた。

　通算１０００本安打を会心の一発で飾った松田は「内野安打で決めるつもりだったんですけど、ホームランで決められて最高です」と冗談めかしてニヤリ。「打った瞬間入ったと思ったんで、これで１０００本だなと思いました」と自画自賛した。