楽天 ペーニャのサヨナラ弾で延長制す
「交流戦、楽天3-2DeNA」(9日、コボスタ)
楽天が本塁打で始まり、本塁打で終わる熱戦を制した。初回に松井稼の先頭打者弾で先制すると、2-2で迎えた延長十二回、ペーニャの3号ソロ本塁打でサヨナラ勝ちした。
引き分けの空気が漂いだした十二回1死。ペーニャがDeNAの守護神・山崎康の低めの変化球を豪快にすくい上げると、打球は一直線に左翼席へ。歓喜に沸く楽天ファンの中に飛び込むサヨナラ弾となった。
楽天は初回、松井稼が通算26本目となる先頭打者弾。最初の打者と最後の打者が両方、本塁打という珍しいケースとなった。
殊勲のペーニャは「狙ってる球を一球、仕留めようと思っていた。狙い通りの球を仕留められて良かったです」としてやったりの表情。「大勢の皆さんに支えられて、この日を迎えることができました。ありがとうございました!」とファンに感謝した。
DeNAは先発の久保が八回途中まで8安打されながら2失点と粘りの投球。打線も延長十二回、2死一、三塁と勝ち越しのチャンスを迎えたが、攻め切れなかった。