ロッテが清田の“バスター本塁打”で巨人破る「打った瞬間入ると…」
「交流戦、ロッテ5-4巨人」(12日、QVC)
ロッテが1点を争うシーソーゲームを、清田の一発で制した。
これが首位打者を争う男の底力か。3-3で迎えた七回、無死一塁。清田は初球、バントの構えで見送り1ボール。2球目もバントの構えを取ったが、一転してヒッティング。「サードがすごい前に来ていたので、ちょっと強い打球を打ってやろうと思ったら、たまたま打球が上がってしまいました」という当たりは、大きな弧を描いて左翼席に飛び込む8号決勝2ランとなった。「バスターだったんですけど、打った瞬間に入ると思いました」と、会心の一撃を笑顔で自画自賛した。
10日の中日戦で3打数無安打に終わり、連続試合安打は「23」でストップ。それでも翌11日にしっかり1安打すると、この日も無安打で迎えた4打席目に最高の結果を出した。「全然活躍できてなかったんで…。唐川も頑張っていたんで、何とか点を取ってやりたいと思って打席に入りました」と“フォア・ザ・チーム”の精神を強調した。
ロッテ先発の唐川は、走者を背負いながら粘り強い投球で7回3失点に抑え、無傷の3勝目。巨人は、先発のマイコラスが6回0/3を10安打5失点と精彩を欠いた。