早大 大会タイ20安打11得点で決勝へ
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「全日本大学野球選手権・準決勝、早大11-2上武大」(13日、神宮)
早大が大会タイ記録となる1試合20安打を放ち、七回コールドで上武大を下し、優勝した12年以来3年ぶりの決勝進出を果たした。
打線に勢いをつけたのは、ドラフト上位候補の茂木だった。初回無死二、三塁で迎えた第1打席。「とにかく外野フライでいいという意識で」カウント2-1からの4球目、内角寄りのスライダーをきれいにすくい上げた。
「バットのシンじゃなくこすっていた」と言うものの、フルスイングではじき返した打球は追い風にも負けず右翼席最前列にスタンドイン。今大会2本目となる3ランで主導権を握った。
以降は上武大が繰り出す投手を次々と攻略し、茂木自身も六回、七回と2打席連続の二塁打を放つなど3安打4打点4得点の大暴れ。14日に控える流通経大との決勝へ向け「相手よりも1点でも多く点を取って勝ちたい」と力を込めた。