ロッテ「イーネ!」15安打猛攻で圧勝
「ロッテ12-3オリックス」(27日、QVC)
ロッテが15安打12得点の猛攻で圧勝し、この日、雨で試合がなかった4位楽天に0・5差と迫った。オリックスは3連勝ならず。
ロッテは1点を追う二回、1死満塁から田村の四球で追いつき、続く鈴木の中前2点適時打で勝ち越した。三回にもデスパイネの左越え10号ソロ、四回にも岡田の右越え適時二塁打で加点した。
六回には6連打と打線が爆発。岡田の右前適時打、角中の右越え適時三塁打など、7安打で一挙7得点を奪って突き放した。先発・涌井は5回を8安打2失点で6勝目(5敗)。通算100勝にあと1勝とした。
この日、一発を含む4打数3安打2打点のデスパイネは「最近QVCで打ってなかったので、お客さんの前で打てて良かった。今日の結果に満足してますし、勝利につながって本当にうれしい」と、お立ち台で笑顔を作った。
5月27日の交流戦、広島戦の走塁中に右膝内側側副じん帯を痛め、21日に19試合ぶりの先発復帰を果たしたばかりで「神様のおかげもありますし、トレーナーさんがよく見てくれて感謝しています」。23日からは3試合連続安打で4番の真価を発揮している。最後は主砲の「デスパ!」のかけ声にファンが「イーネ!」と応えるおなじみパフォーマンスで締めくくった。
オリックスは二回にT-岡田の右越え7号ソロで先制したが、その裏に逆転を許すと、三回に中島の左前適時打、九回にカラバイヨの左越え12号ソロで1点ずつを返すにとどまった。先発のディクソンが誤算で、5回7安打5失点で降板。中継ぎ陣も大量リードを許した。