10勝1番乗り大谷「心が折れそうに」

 「日本ハム1-0西武」(10日、札幌ド)

 日本ハム・大谷翔平投手が8回を3安打無失点。今季6度目の2桁三振を奪い、今季両リーグ10勝一番乗りと、自身2年連続2桁勝利を果たした。

 初回はピンチをつくりながらも無失点で切り抜けた。先頭の秋山には内角152キロ直球を右前へ。バットを折りながらも29試合連続安打を浴びた。1死後、浅村には四球を与え一、二塁もここから粘った。中村を155キロの外角直球で見逃し三振。続く森への初球。この日最速タイの157キロ直球をファウル。1ボール2ストライクと追い込んでから内角スライダーで三飛に仕留め、ピンチを切り抜けた。

 二回1死から木村を空振り三振を奪い、トップの楽天・則本に並ぶと、2死二塁から炭谷を見逃し三振に仕留め奪三振リーグトップに立った。三回は秋山、栗山、浅村を3者凡退に抑えた。五回1死から鬼崎、炭谷を連続空振り三振に仕留めた。

 七回2死からは鬼崎の右翼へのライナーを岡がダイビングキャッチ。ファインプレーに救われ、両手を挙げバンザイした。

 日本ハムは0-0の八回、先頭・近藤が西武の先発・岸からチーム初安打の中越え二塁打を放ち、陽岱鋼のバントで1死三塁とした後、岡の投前スクイズで1点を先制した。

 岸との息詰まる投手戦を制した大谷はヒーローインタビューで、「途中まで3回ぐらい心が折れそうになりましたが声援で頑張れました。なかなか制球が定まらない中、いいリードやライト・岡さんの攻守で何とか粘れました。オールスターが始まる前のこの5試合が大事だと思っていたので、初戦を取れて良かった。(10勝一番乗りだが)1勝でも多く貢献したい」などと話した。

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