和歌山商・吉中 13K無四球完封

13奪三振で完封勝利した和歌山商・吉中(撮影・山口登)
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 「全国高等学校野球選手権・和歌山大会 1回戦 和歌山商2-0南部龍神」(11日、紀三井寺球場)

 プロ注目左腕の和歌山商・吉中勇人投手(3年)が南部龍神を無四球完封、13三振を奪って2-0で下した。

 「立ち上がりから直球が走らなくてどうしようかと思った」と吉中。それでも変化球主体に切り替え、初回を3者連続三振で立ち上がった。二回以降も味方打線の援護が無い中、相手打線に1本の長打も許さず三振の山を築いていった。

 奪った13三振は、ほとんどが空振り。ダイナミックなフォームから繰り出されるキレのいいスライダーをしっかりと低めに集め、田中監督は「継投も考えていたが、いい意味で期待を裏切ってくれた。200点満点です」とエースを絶賛。本来は制球を乱すシーンもあるというが、相手に一度も主導権を渡さなかった。鮮やかな快投を見せた左腕は「次もできるだけ最少失点で抑えたい」と次戦を見据えた。

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