西武・外崎、ビデオ判定でプロ初本塁打
「西武-日本ハム」(25日、西武ド)
西武の外崎(とのさき)修汰内野手(22)が、二回2死からプロ初本塁打を放った。左翼ポール際の一撃は当初、ファウルと判定されたが、ビデオ判定の結果、本塁打に訂正された。
記念すべき初本塁打は、別の意味でも“特別”な一発となった。2-1とリードした二回2死、日本ハムの先発・吉川の内角高め直球をフルスイングすると、打球は大きな弧を描いて左翼のポール際へ。飛距離は十分だったが、三塁塁審はポールの外と判断し、ファウルの判定を下した。
これに西武側が抗議し、判断はビデオ判定に持ち込まれた。ベンチ前で、不安そうな表情で裁定を待った外崎。球審から本塁打というアナウンスがなされると、一瞬で笑顔に変わってガッツポーズを見せた。
外崎は昨秋のドラフト会議で西武から3位指名を受け入団。今月3日に1軍登録され、8日のオリックス戦(西武ド)で代走として初出場。八回に回ってきたプロ初打席で右前打を放った。それ以来安打がなかったが、この日は初のスタメン出場を勝ち取り、その第1打席で大きな仕事をして見せた。