楽天・田代コーチ 打撃不振責任取り退団

 楽天は30日、田代富雄打撃コーチ(61)が打撃不振の責任を取って退団すると発表した。

 同コーチは29日・ソフトバンク戦(盛岡)の試合後、仙台に戻ってから球団事務所に出向き、辞意を伝えていた。30日には改めて球団側と話し合ったが、翻意することはなく、球団側も了承した。

 後任には草野大輔2軍打撃コーチ(38)が就任する見込み。31日にも正式発表される。

 楽天のチーム打率・245(29日現在)はリーグ最下位。29日・ソフトバンク戦では2-9で完敗し、5連敗。借金は今季最多の9まで膨らんだ。

 田代コーチは現役時代に大洋の主力打者として活躍。実働16年で1321安打を放ち、278本塁打をマークした。引退後は横浜の打撃コーチ、2軍監督などを歴任。12年に楽天入りし、日本一に輝いた13年から1軍打撃コーチを務めていた。

 星野仙一監督が退任した14年限りで、ともに退任する意思をいったんは示した。そのときは星野監督、球団からの強い説得を受けて翻意。残留を決めて、今季に臨んでいた。

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