オリ13度目の完封負け 最下位脱出逃す
「オリックス0-9西武」(9日、京セラ)
オリックスが今季最少タイの2安打で、両リーグワーストとなる13度目の完封負け。投手陣は西武の3被弾に沈み、打線は高橋光の前に内野安打1本と沈黙した。
福良監督代行は「前半に攻略できればよかった。途中から変化球でストライクを取られた。絞りきれないわけではなかったが。いい投手」と悔やんだ。
高橋光に対して2打数無安打のカラバイヨは「出だしに制球が定まらなかったのと、ボールが動いていた。そのあたりが打てなかった原因。驚くほどの内容ではなかった」と印象を語った。
下山打撃コーチは「いい感じで荒れていたのもあり、ボールに対して入っていきづらかった」と分析。「攻略できる手応えは見えたので、次の対戦はやり返したい」と話した。
先発・吉田一は7回2/3を3安打3失点。「クリーンアップに長打を打たれなかったのはよかった」という手応えの反面、三回にけん制悪送球と2連打で失った1点が決勝点となった。「先に点をやらないのが投手の役目。反省して次に生かしたい」と振り返った。
1日の楽天戦に続き、またも最下位脱出に失敗。5位・楽天に1ゲーム差で迎えたこの日、勝利していれば勝率で順位が入れ替わるはずだった。「3つ勝ちたかったが、仕方ない」と福良監督代行。ここ一番をものにできないもろさがある。CS進出がまた一歩、遠のいた。