楽天戸村が“師匠”岩隈の記念日に快投
「楽天4-1ロッテ」(13日、コボスタ)
楽天の戸村健次投手(27)が“師匠”の記念日に7回無失点の快投。今季6勝目を挙げた。
この日のロッテ戦は、元楽天で現マリナーズの岩隈久志投手(34)が、オリオールズ戦で、メジャーの日本人投手では2人目となるノーヒットノーランを達成した直後の試合。お立ち台に立った戸村は「今日は海の向こうで、岩隈さんがノーヒットノーランをしたんで…。メールで『今日は僕も続きます』と連絡したんで、勝ちがついて良かったです」と、感慨深げに話した。
09年度ドラフト1位で楽天入りした戸村は、入団直後からチームのエースとして君臨していた岩隈への弟子入りを志願。岩隈は12年からメジャーに移籍したが、13年からロサンゼルスで合同自主トレを行うなど、“師弟関係”は継続している。偉大な先輩の快挙に、燃えないはずはなかった。
序盤から走者を許しながらも、粘り強い投球を披露。四回には無死一、三塁からクルーズを捕邪飛、大松を二ゴロ併殺打に打ち取った。結局、7回を6安打無四球無失点で今季6勝目。対ロッテは4勝0敗とキラーぶりも見せつけた。
同じ長身の本格派右腕として、岩隈2世としての期待がかかる戸村。偉大すぎる先輩にはまだまだ遠いが、しっかりと自分の仕事を果たしてみせた。