ハム大谷 先輩・菊池に投げ勝ち13勝目
「日本ハム3-0西武」(26日、札幌ド)
今季12勝、防御率2・11でリーグトップのリーグトップの日本ハム・大谷翔平投手(21)が、岩手・花巻東の3年先輩に当たる西武・菊池雄星投手(24)との今季初対決を制し、13勝目(3敗)を挙げた。チームは3連勝で、今季最多の貯金を21に伸ばした。完封負けの西武は2連敗。
日本ハムは初回、無死満塁から4番・中田の左前2点適時打、続く5番・近藤の左越え適時二塁打で3点を先制し、西武に得点を許さなかった。
大谷は8回を投げて5安打10奪三振で無失点。初回に今季自己最速161キロを2回マークするなど、序盤から飛ばした投球を「勝ちたいなと思ってたので初回からどんどん飛ばすイメージでいきましたけど、球数が多くなってしまったので、そこはいまひとつだったかなあと思います」と、反省を交えて振り返った。
高校の先輩・菊池とは、過去2回の直接対決で1勝0敗。3度目対決も注目されたが「(意識は)ないとは言ってたんですけど、いざマウンドに上がったら、いつもよりも先に点をやりたくないなという思いでは行ってたので、すごく声援が力になったかなと思います」と、負けん気が好投を後押ししたことを明かした。