早実・清宮は3打数無安打2三振
「U-18W杯・1次ラウンドA組、日本3-0米国」(29日、舞洲)
日本が初戦のブラジル戦に続いて連勝。世界選手権で3連敗中だった米国に対し、04年以来、11年ぶりの白星をマークした。ブラジル戦で1安打2打点の早実・清宮幸太郎内野手(1年)は、3打数無安打2三振に終わった。
四回にもう少しで本塁打という大ファウルを打ったが、結果は四球。二回は米国のドラフト候補左腕、ギャレットの外角への143キロ直球を見逃し三振。九回はバトラーの直球に空振り三振を喫した。
「ヒットが出ないのは久しぶり。みなさんのおかげで勝てた」というチーム唯一の下級生は、「こんなんじゃ早実に帰れない」とがっくり。「米国に勝って、勢いに乗り遅れないようにしたい」と話した。
一方で、米国戦で吸収したことも大きかった。「チャンスの時に盛り上がるところがすごい。(五回に)三盗を決めた時とかも盛り上がっていた」と感銘を受けたようす。「一見バラバラに見えるが、そういう時にグッと集まって力が出るところは、いいチームだと思った」と見習っていた。