DeNA、九回2死から粘りの決勝打
「中日5-6DeNA」(1日、ナゴド)
5位・DeNAが九回2死からの勝ち越し打で競り勝ち、連勝した。最下位の中日は4連敗。
DeNAは5-5の同点の九回、2死一、三塁から6番・バルディリスの遊撃適時内野安打で勝ち越した。
九回に2ストライクと追い込まれながらファウルで粘り、決勝打を放ったバルディリスは「打席では特に集中し、ボールに食らいついていこうと思った。最後まで諦めず戦った結果、こういう結果になって良かった」と、興奮気味に振り返った。
現状、中日とは最下位争いを繰り広げているが「特に順位は気にせず、1戦1戦集中して戦っている。最後まで諦めずにクライマックスに行きたい」と、ネバーギブアップを宣言した。
DeNAは、一回に1死二、三塁から4番・筒香の左犠飛で先制。続くロペスの左越え適時二塁打、嶺井の押し出し四球で初回に幸先良く3点を奪い、2点リードの三回にもロペスの22号左翼越え2ランで加点したが、四回、五回の失点で追いつかれた。
先発・山口は5回を6安打5失点(自責3)で降板したが、2番手以降の4投手が無失点でリレーした。九回を2三振、二ゴロの三者凡退で締めくくったドラフト1位ルーキー山崎康(亜大)が33セーブ目。8月20日・ヤクルト戦で32セーブ目を挙げて新人のプロ野球最多セーブ新記録を樹立した守護神が、さらに記録を更新した。
中日は先発・小熊が3回6安打5失点(自責4)で早々に降板。序盤に5点を失ったものの4点を追う四回に8番・杉山が左越え3ランを放つなど、前半で同点に追いついたが、九回に勝ち越しを許すと跳ね返せなかった。