山田が29盗塁目、トリプル3“王手”
「ヤクルト-広島」(5日、神宮)
ヤクルトの山田哲人内野手が七回、今季29個目となる盗塁を決めた。シーズン打率3割以上、30本塁打以上、30盗塁以上の「トリプルスリー」へ、あと1盗塁とした。
七回の先頭打者として打席に入り、安打で出塁。2死となった後、ミレッジの打席の2球目で二盗を決めた。
打率はシーズン終了まで確定しないものの、好成績であることと規定打席にすでに到達していることから、30盗塁を達成すれば、トリプルスリーがほぼ確実になる。
山田のこの試合前の成績は打率・330、33本塁打、28盗塁。盗塁はセ・リーグトップ。
トリプルスリー達成には打撃の確実性、長打力、走塁力と多岐にわたる能力が必要なため、非常に難易度が高い。過去8人しか達成しておらず、最近では02年に松井稼頭央(当時西武)が達成した。セ・リーグでは金本知憲(当時広島)が00年に記録している。