ヤ山田 30盗塁トリプルスリー確実に
「ヤクルト6-0広島」(6日、神宮)
ヤクルトの山田哲人内野手(23)が六回、今季30個目となる盗塁を決め、打率3割、30本塁打、30盗塁達成による「トリプルスリー」をほぼ確実にした。打率についてはシーズン終了まで確定しないが、すでに規定打席に達していることや現在の成績から、3割以上をキープする可能性が非常に高い。決定すれば史上9人目の快挙となる。
打率・329、33本塁打、29盗塁でこの日の試合を迎えた山田は六回、二死走者なしからこの日3本目の安打で一塁に出た。続く畠山の打席で、広島の3番手・ヒースから二盗を決めた。内野手がベースカバーに入れず、送球が外野へ抜けた間に三塁まで進んだ。
山田は試合後、「シーズン前から個人的に30盗塁を目標に上げていた。それを達成できて良かった」などと語った。
トリプルスリーは打撃の確実性、長打力、走塁力と多岐にわたる能力が求められるため、非常に難易度が高い。過去8人しか達成しておらず、最近では02年に松井稼頭央(当時西武)が達成した。セ・リーグでは00年に金本知憲(当時広島)が記録している。