楽天・松井裕が高卒2年目新記録28S
「楽天4-2ロッテ」(9日、コボスタ宮城)
楽天が追いつき追い越し、連敗を3で止めた。九回を1安打1四球2奪三振で無失点に抑えた松井裕が、高卒2年目最多記録を更新する28セーブ目を挙げた。前日8日に連敗を3で止めたロッテは連勝ならず。
楽天は2-2と同点の八回、1死三塁から6番・松井稼の中犠飛で勝ち越し、なおも2死一塁から8番・嶋の右越え適時二塁打で突き放した。
3番手として九回を無失点に抑えた松井裕は、27セーブで並んでいた95年の平井(オリックス)をかわして新記録を樹立。それでも、お立ち台に上がると「いつも通りの仕事を心がけた。相手に点を与えないように、それだけでした。セーブっていうのは、何度も言ってるんですけど自分一人の力ではできない。打ってくれた野手の皆さん、つないでくれた投手の皆さん、ありがとうございます」と謙虚に話した。最後は「九回を抑えただけで、ここに上がってすみません」と、ちゃめっ気たっぷりに頭を下げた。
楽天は二回に2死満塁から1番・聖沢の押し出し四球で先制。1点を追う六回に先頭のペーニャの右越え15号ソロで追いついた。先発・菊池は7回を8安打2失点で降板した。
ロッテは1点を追う三回、1死二、三塁から2番・岡田の投前スクイズで追いつき、続く清田の中前適時打で勝ち越したが、リードを守れなかった。