「西武９－８日本ハム」（１２日、西武プリンスドーム）

　西武がＤＨ中村剛也のサヨナラ３７号２ランで両軍合計２９安打の乱打戦を制した。

　延長十一回に日本ハム・中田の適時打で１点をリードされたが、裏の攻撃で１死走者なしから浅村が四球で出塁。中村が６球目の低めのスライダーを左翼席へ運んだ。

　打球の行方をしっかりと見届けてから右手を突き上げた中村。ヒーローインタビューでは「まあ、うれしいっすね。僕自身チャンスに打ててなかったので、最後に打てて良かったです」と冷静に振り返った。

　大阪桐蔭高校の後輩・中田が適時打を放った直後に先輩の面目を保つ一撃となった。ただ、この打席まで無安打だったため、「もっと早く打てよって話ですけどね」と自虐的だった。

　ＣＳ出場を争うロッテに３差をつけたことには「あまり気にせず一戦一戦やっていこうかなと思います」と語った。