藤川球児、ファンに感謝の思いつづる
四国アインランドリーグplusの高知ファイティングドッグズでの全日程を17日に終えた藤川球児投手(35)が18日、公式ブログを更新し、球場で応援してくれたファンへの感謝の思いを記した。
当初、藤川は16日の試合でサヨナラ先発する予定だったが、前日の練習で左足首を捻挫したため果たせず、「1イニングだけでも」と17日の最終戦でもスタンバイしたものの、足首の状態から断念を余儀なくされた。
そんな中途半端な終わり方にはなったが、藤川は「球場に来て応援して頂いたファンの方々本当にチーム全員が感謝しています。お子さんを連れて来て頂いたお父さんお母さんありがとうございました。僕を含め、球団の全ての人が感謝をしています」と、1人1人のファンの顔を思い浮かべるようにつづった。
登板の可能性のあった最終戦、ネット裏ではヤクルト、中日、広島、西武、オリックス5球団のスカウトが視察に訪れ、雨の中、観客席には911人のファンが詰めかけたが、最後のマウンドを見せることはできなかった。
今後については「今日からはまた、1人のお父さん、1人の人間としてブログ更新しまーす 早く子供達の送り迎えしたいなー」としばらくは家族との時間も楽しむつもりのようだ。
藤川は5月に米メジャー・レンジャーズを自由契約となり、再出発の地として故郷・高知の独立リーグ球団を選んだ。しかも無報酬という異例の契約だった。主に先発で公式戦6試合に登板し、2勝1敗で防御率0・82とさすがの好投を見せた。