ハムCS出場決めた 大谷完投で14勝目
「日本ハム6-1西武」(19日、札幌ドーム)
2位・日本ハムが3位・西武に快勝し、4連勝。3位以内を確定させて、クライマックスシリーズ進出を決めた。エース大谷が2安打11奪三振1失点の完投でハーラートップの14勝目(5敗)を挙げた。西武は4連敗。
日本ハムは一回、1死一、二塁から4番・中田の右翼フェンス直撃の適時二塁打で先制。近藤、レアードが連続左前適時打で続き、3者連続適時打でこの回一挙3点を奪い先手を取った。六回に8番・谷口の左翼越え2号ソロで突き放し、七回にも5番・近藤の中前適時二塁打で2点を加えた。
1点は失ったものの、最後まで危なげない投球を見せた大谷は、自身の連敗も2でストップ。「すごくうれしいです。(捕手の大野)奨太さんの配球にしっかり応えられたのが良かった」と笑顔を見せたが、浮ついた気持ちはない。「今日はいいピッチングができましたけど次もできるかわからないですし、(結果は)後からついてくるものなので、一戦一戦頑張っていきたいと思います」と戒めるように話した。
ちゃめっ気も持ち合わせている。この日4安打3打点と大活躍の5番・近藤へのコメントを求められ「いつも打ってもらってますし、ただ、僕の試合であまり打ってなかったので、試合前に『今日はお願いします』と言いました」と、お立ち台で隣の近藤を見てニヤリ。近藤も「『嫌がらせをしてくる』と言われていたので、今日は何とか打てて良かったです」と笑顔で応じていた。