ヤクルトVマジック「3」点灯 最短29日
「巨人1-2ヤクルト」(27日、東京ドーム)
首位・ヤクルトが2位・巨人との直接対決を制し、ついに優勝マジック「3」を点灯させた。最短で29日に14年ぶりのリーグ優勝が決まる。
ヤクルトは石川、巨人は菅野が先発。ヤクルトは五回、1死二、三塁から石川の右前適時打で先制。なおも1死一、三塁から上田の二ゴロ間に追加点を挙げ、計2点を奪った。
石川はその裏、代打・井端に犠飛を許したが、5回3安打1失点の好投。六回以降は救援陣が無失点リレーでリードを守りきった。
13勝目を挙げた石川は、先制打の場面を「ダメもとで来た球をしっかりとミートすることを心がけました。たまたまですよ。気持ちでバットに当たってくれたかなと思います」と振り返った。マジック点灯については「マジックは付きましたけど、一戦一戦、戦う気持ちは変わらない」と気を引き締めていた。
巨人は先制された直後の五回に代打・井端の犠飛で1点を返したが、六回以降はヤクルト投手陣の小刻みな継投の前に封じられた。
巨人の連勝は5でストップ。球団記録を更新していた東京ドームでの連勝も12で止まった。