「高校野球・秋季千葉大会準々決勝、専大松戸６‐２千葉黎明」（２８日・千葉県天台）

　今夏甲子園出場の専大松戸が快勝し、準決勝に進出した。

　３回戦の東海大望洋戦で逆転サヨナラ２ランを放った４番・丸茂弘汰内野手（２年）が、２安打２打点と活躍した。１点を追う三回は１死一塁から左前打でつなぎ、この回３点の逆転劇を演出。続く四回は左中間を破る大きな適時２点二塁打でリードを広げた。

　今春４番に座ったものの結果を残せず、夏は控えに甘んじ、甲子園もベンチから敗戦を見届けた。悔しさを胸に迎えた新チームでは「チャンスで１本出すのが４番としての仕事。自分が引っ張っていくという気持ちでやっている」と、勝負強さを発揮している。

　１８４センチ、９０キロの体格を誇るパワー自慢の主砲に、持丸修一監督も「あの子が打つと雰囲気が変わる」と、信頼を置く。準決勝の木更津総合戦へ「課題は多いだけど、そういうチームが強くなる。どれぐらいの試合ができるか楽しみ」と、期待を寄せた。