ソフトB退団表明の松中がタイムリー
「ソフトバンク5‐10楽天」(29日、ヤフオクドーム)
ソフトバンクの松中信彦内野手が七回に代打で登場。この打席は中飛に倒れたが、4‐10で迎えた九回には2死から前の2打者が出塁して一、二塁。そのまま指名打者となっていた松中は2打席目に、楽天の松井裕から右前適時打を放った。
試合前に退団と現役続行を表明した41歳の松中が打席に立つと、スタンドからは「信彦コール」が起こり、「まだまだいけるぞ」「ドカンと一発」などのボードを振るファンが大声援を送った。
チームは前半の大量失点が響き3連敗となったが、沸き上がる「信彦コール」に今季初安打でしっかり応えた。プロ野球史上7人目の三冠王となった松中が、「可能性があるなら、ぼろぼろになるまで野球をやりたい」と試合前の会見で話したとおり、現役続行への強い意思を示した。