DeNAワーストタイ68暴投で最下位に

9回、阪神・江越大賀の振り逃げで厳しい表情をみせるDeNA・中畑清監督(中央)=甲子園(撮影・保田叔久)
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 「阪神4‐3DeNA」(29日、甲子園球場)

 不名誉な記録が、敗戦に直結。DeNAが最下位に転落した。

 同点の九回、無死。三上が江越を三振に仕留めたスライダーがワンバウンドし、振り逃げが成立。プロ野球ワーストタイ記録となる68個目の暴投となった。続く俊介の犠打を三上が一塁に送球したが、ロペスが落球して一、三塁。そして代打・関本への4球目の直球を、嶺井が捕逸。サヨナラの走者が本塁を駆け抜けた。

 嶺井は「見ての通りです。ワイルドピッチはもっと体で止めにいっていれば良かったです」と落胆。新沼バッテリーコーチは「(バッテリーエラーが)目立ちすぎ。力不足。指導責任です。両方防げた」と説明した。

 中畑監督は「ギブアップだ。今年のウチの負けっぷりを見せた試合。凡ミスの1年間。これで勝ちゲームを作れない要因が明確になった。成長していかないといけない」と厳しい表情だった。

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