花咲徳栄が4強入り
「高校野球・秋季埼玉大会準々決勝、花咲徳栄6‐0上尾」(1日・大宮公園)
今夏甲子園8強の花咲徳栄が快勝。5年連続の4強入りを決めた。
来秋ドラフト候補の高橋昂也投手(2年)が4安打完封。高い奪三振率を誇る最速145キロ左腕だが、制球重視で安定感のある投球を披露した。
3回戦の早大本庄戦では19三振を奪う一方で、9安打を浴びて3失点。その反省から、変化球を低めにていねいに集めた。この日は5奪三振にとどまったが「打たせて取ることを課題としてやった。ビッグイニングを作らせないのはよかった」と納得顔。岩井隆監督も「スピードを落として、タイミングをずらしたり、前回の修正ができていた」と評価した。
28日の和歌山国体・智弁和歌山戦で先発し5回1失点。そこから中2日のマウンドで完封。春日部共栄との準決勝はさらに中1日となるが「疲れはないです」と頼もしかった。