楽天ドラ1安楽 プロ初先発初勝利 ソフトBを6回無失点
「楽天6-1ソフトバンク」(5日、コボスタ宮城)
楽天は昨年のドラフト1位・安楽智大が初登板で初先発し6回2安打無失点の好投で、プロ初勝利を挙げた。
初めてのヒーローインタビューでは「まわりの先輩がたが、やりやすいようにやってくださった。いい緊張感の中で投げられたので、いい結果が出てほっとしています」と緊張しながらも、笑顔を見せた。
初回にウィーラーの先制2点適時打などで3点のリードをもらったものの、二回には安打と2つの四球で2死満塁のピンチを招いた。ここは上林を空振り三振にきってとり無失点で切り抜けた。
四回までは毎回四球を出し制球に苦しんだが、徐々に安定感も出て、六回はこの試合初めて三者凡退で終えた。
制球難については「ボールも多かったですけど」と安楽も自覚していたが、「思い切って腕振ってこいと言われたので、嶋さんのミットをめがけて精一杯投げました」と無心で投げきった。母親がスタジアムで見守る中で結果を出し、「1勝しかできていないんですけど、ファンの皆さんを含め、母親、父親に喜んでもらえるような活躍をしたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。また、ウイニングボールは両親にプレゼントするという。
楽天は六回に岩崎のタイムリーなどで3点を追加。七回以降は武藤-福山-クルーズのリレーで、安楽に白星をつけた。