ロッテ・チェン ハム2回0封CS自信
「ロッテ-日本ハム」(5日、QVCマリンフィールド)
ロッテはCSファーストステージの先発が見込まれるチェンが先発し2回1安打無失点、33球で降板した。手応えをつかむ内容で、充実感を漂わせた。
CSで相まみえる日本ハムに、少しでも嫌なイメージを持たせたい。台湾人左腕・チェンは、確かな目標を胸に、中4日の先発マウンドに立った。2回を1安打無失点。CSファーストSへ向け、33球で降板した。
ポストシーズンへの手応えをつかんだ。「中4日の登板でしたが、普段どおり投げることができました。調子は悪くないので、次回の登板へ向けて、しっかり調整していきたいです。疲れてる?チェンチェン大丈夫です!」。一回は陽岱鋼を初球で遊ゴロに打ち取り、二回には4番・中田をスライダーで空振り三振。いずれも先頭の巧打者を退けた。
対日本ハムは今季2勝0敗。前回登板の9月30日には、7回2安打無失点で手玉に取った。この相性の良さを買い、1勝1敗にもつれこんだ場合、チェンの第3戦先発が予想される。
昨オフにDeNAを戦力外となり、テスト入団で働き場所をつかんだ苦労人。そんな左腕が、チームの2年ぶりCS進出の立役者の1人となり、次なる舞台での躍動を描く。