巨人が2選手新たに告発 久保社長謝罪
巨人・久保博球団社長は21日、所属する3選手が野球賭博を行っていた問題で、大手町の読売新聞東京本社で会見。この日、すでに野球賭博行為への関与が発覚していた福田聡志投手に加え、日本野球機構(NPB)の調査委員会が新たに松本竜也投手と笠原将生投手の関与を発表した。
これを受けて、球団は松本竜と笠原の両名を事情聴取。事実を認めたため、福田に続いて両選手をNPBに告発した。
久保社長は「野球史を汚すような選手を出し、プロ野球ファン、関係者に深くおわび致します。球団として再発防止に向けて全力で取り組む覚悟でございます」と陳謝した。
福田が野球賭博に関与した疑いがあるとして会見を開いたのが10月5日。約2週間の間に同様の会見を2度も開くことになり、同社長は「24日からは日本シリーズが始まります。22日の新人選択会議(ドラフト会議)、この直前にこのような発表をしなければならないのは球団として痛恨の極みであります。この場で改めて深くおわびいたします」と球界全体に及ぼす影響についても謝罪した。
ドラフト会議への参加については「厳しいご意見があるのは承知している」とした上で「有能な新人を獲得する唯一の手段。参加させていただきます」との考えを示した。