ドラフト当たりくじ確認ミスは05年にも…
「プロ野球ドラフト会議」(22日、グランドプリンスホテル新高輪)
阪神、ヤクルトの2球団が高山俊外野手(明大)を1位指名。くじ引き役として阪神・金本監督、ヤクルト・真中監督が壇上へ上がり、真中監督が当たりのガッツポーズを決めたのだが…。その後、当たりくじの確認ミスがあったことが発覚。結局は阪神が交渉権を獲得した。
同じようなミスは、2005年のドラフトでも起きていた。
この年から大学生・社会人ドラフトとの「分離開催」。10月3日の高校生ドラフトは1巡目指名が重複すれば抽選方式。その抽選結果が誤って発表され、後から交渉権獲得球団が訂正される、ドラフト史上初のトラブルが発生した。
まず、巨人とオリックスが辻内崇伸投手(大阪桐蔭)を入札し、抽選となったが、オリックスGMの中村勝広氏が当たりクジと勘違い。その後、同じく1巡目で日本ハムとソフトバンクがともに陽仲寿内野手(福岡第一、現岱鋼)を入札し抽選が行われたが、ソフトバンク・王監督が中村GM同様に外れクジを当たりと勘違いした。
巨人、日本ハムが主催者側に抗議したことで問題が発覚し、辻内の交渉権は巨人、陽の交渉権は日本ハムが獲得したと訂正された。