ハム4位指名の敦賀気比・平沼も二刀流
「プロ野球ドラフト会議」(22日、グランドプリンスホテル新高輪)
今春選抜の優勝右腕・平沼翔太投手(18)=敦賀気比=が日本ハムの4位指名を受け、二刀流の目標を口にした。
エースとして2年夏から3季連続で出場した甲子園で通算10勝。最速144キロの直球は魅力ながら、左打者としても評価は高い。「自分は敦賀気比のエースとして日本一になれた。投手で頑張りたい気持ちもあるし、野手でも頑張りたい。両方あります」とキッパリ。先輩となる大谷翔平投手同様、「そう簡単ではないけど、自分も二刀流を目指して頑張りたい」と、高い目標を掲げた。
178センチ、78キロの体で高校通算28発。鋭いスイングで広角に打ち分けるセンスは非凡。9月の和歌山国体では高校で初めて遊撃を守り、内野手としても準備をしてきた。50メートル5秒9。社中時代は1500メートル走でジュニア五輪にも出場するなど、身体能力は抜群だ。
「プロ野球選手になる夢はかなった。次の一流のプロ野球選手に向けて新たなスタート」と気を引き締めた。