「東都大学野球、日大８－５専大」（２３日、神宮球場）

　日大が逆転勝ちで勝ち点３とし、２位が確定した。

　ヤクルトからドラフト５位指名された山崎晃大朗外野手（４年・青森山田）が、１安打２打点３盗塁の活躍。初回にセーフティーバントで相手の失策を誘い先制点をもたらすと、五回には中前へ逆転の２点適時打。そのまま二盗を決めて次打者の適時内野安打で４点目のホームを踏んだ。六回には三盗、八回にも二盗と５０メートル走５秒９の快足を存分に披露した。

　ドラフト直前の駒大戦では２試合で９打数ノーヒット。緊張から解放されたこの日は本来の姿を取り戻し「だいぶ楽になりました」と、安どの笑みを浮かべた。

　大学での最終戦で有終の美を飾り、次に立つのはプロのグラウンド。ヤクルトの指揮官は日大ＯＢの真中監督だ。山崎は「長所は足と守備。そこを評価してもらったと思う。チームに合流するまでに、自分を追い込んでいかないといけない」と決意を新たにしていた。