明大完全Vへ王手 虎ドラ1高山は欠場
「東京六大学野球・明大4-1法大」(24日、神宮球場)
明大が快勝し、2季ぶりの優勝に王手をかけた。25日の2回戦以降で1勝すれば、勝ち点5の完全優勝となる。
初回2死満塁から、6番・上西達也外野手(4年・明大中野八王子)が左翼線に走者一掃の適時二塁打を放ち3点を先制。五回にも犠飛で1点を加えた。投げては来秋ドラフト候補右腕の柳裕也投手(3年・横浜)が九回途中1失点の力投で、今季5勝目を挙げた。
阪神からドラフト1位指名された高山俊外野手(4年・日大三)は、右手有鈎骨骨折のため欠場。ベンチには入り、チームをサポートした。その高山の穴を埋めるように、4年生の上西が活躍した。善波達也監督は「法政のピッチャーには合うと思って、ベンチに入れ直した。高山と同じぐらい、いい仕事をしてくれた」と称賛。「最上級生が成長して、最後を迎えるのは学生野球らしくていい。明日、いい締めくくりをしたい」と、優勝がかかる一戦を見据えた。