ソフトB工藤監督 1年目で日本一王手
「日本シリーズ・第4戦、ヤクルト4-6ソフトバンク」(28日、神宮球場)
ソフトバンクが3勝1敗とし、2年連続7度目(南海、ダイエー時代を含む)となる日本シリーズ制覇へ王手をかけた。
新監督として日本一へあと1勝に迫った工藤監督は、ヒーローインタビューを待つ間に、チームマスコットのハリーホークから肩をもまれて連日の4時間ゲームをねぎらわれた。前日はヤクルト・山田に3連発を浴びての敗戦。この日も相手の追い上げを継投で逃げ切った。
マイクを向けられた工藤監督は、「とにかく選手たちを信じ、昨日のことは忘れ、新たな気持ちで試合に臨みました。(李大浩の活躍で)ヒット1本でみんなが勇気づけられた。(寝違えで)ちょっと首が痛い中でよく打ってくれた。李大浩さまさまです。(六回細川の本塁打は)ほしいところで打ってくれた。あそこは松田君が予知していたが、その通りになった。(摂津が奮闘)昨日3本塁打の山田君によく勝負をして抑えてくれた」と選手をたたえた。
自身の選手時代は何度も味わったシリーズ制覇だが、今度は指揮官1年目で早くもチャンスが巡ってきた。工藤監督は「(敵地でも)たくさんのホークスファンの前でしっかり勝てました。僕たちは常に一つ一つの試合を大事に戦っていきたい」とインタビューを締めた。