「社会人野球・日本選手権・決勝、日本生命３－２ホンダ」（９日、京セラドーム大阪）

　日本生命（大阪）がホンダ（埼玉）にサヨナラ勝ち。１３年ぶり３度目の優勝を果たした。日本生命は史上３チーム目となる都市対抗、日本選手権の夏秋連覇を成し遂げた。

　１－２と１点を追う九回、１死一塁。二回に先制二塁打を放っていた古川の右前打で一、三塁にチャンス拡大。続く岩下が右前に同点打を放つと、なおも１死満塁から福富が左越えにサヨナラ打を放って勝負を決めた。

　「本当にこの選手たちはすごいなと思います」と日本生命・十河監督。１点を追う九回については「なんとか一人ランナーが出れば追いつくことができると思いましたし、九回が始まる前に“一気に行くぞ”と声をかけました」という。「（福富の打球が）抜けた瞬間と言いますか、打った瞬間、もらったと思いました」と喜びをかみ締めた。

　福富は「なんとなく満塁で回ってくるかなと思っていた。２アウト満塁かなと思っていたので（実際は１死満塁で）気持ちは楽に入れました。使っていただいた監督に感謝します」と興奮気味に振り返っていた。