侍J中田一問一答、失策の筒香に声掛け
「プレミア12・1次ラウンドB組、ドミニカ共和国2-4日本」(12日、桃園国際棒球場)
日本が6番・中田翔(日本ハム)の決勝二塁打でドミニカ共和国を振り切り、3連勝を飾った。ドミニカは3連敗。
七回に2ランを浴びて追い付かれたが、続く八回、2死一、二塁から中田の左翼線適時二塁打で再び2点を勝ち越した。 11日のメキシコ戦でサヨナラ打を含む3安打5打点を放った中田は、この日も四回に技ありの左前適時打でチーム2点目をたたき出しており、2安打3打点の大活躍だった。
すべてにおいて、この日は中田が大黒柱だった。七回に目測を誤って左翼へのフライを二塁打にしてしまった筒香(DeNA)に、ベンチに戻って真っ先に声を掛けたのも中田。「僕も外野をやってたんで、ああいうのはすごくわかります。結構打球が高く上がってましたので、ああいう打球は戻ってくるんで難しいんですよ」と、サラリと振り返った。
大活躍の中田の一問一答は次のとおり。
-最初のタイムリーについて。
「体勢が崩れてたんですけど、しっかり粘れたかなと思います」
-簡単な球ではなかった。
「身長が高いということで角度がある球をずっと待ってましたんで、そこでああいう風に抜かれた球が来て予想外でしたけど、いいところに落ちてくれたなあという感じです」
-2本目は魂がこもっていた。
「追いつかれてソワソワしている中で、何とか1点でもいいからピッチャーのために取ってあげたいなあと思ってたんで、すごくいいところに飛んでくれたなあと思います」
-筒香選手に真っ先に声を掛けていた。
「僕も外野をやってたんで、ああいうのはすごくわかりますし、結構打球も高く上がってましたので、やっぱりああいう打球っていうのは戻ってくるんで難しいので。気にするなよということを言ったら、あんまり気にしてなかったんでちょっと良かったですけど」
-ミスを取り返すのが野球。
「本当に僕もいろんな意味でほかの選手に助けられてますんで、仕事ができて良かったです」