張本氏、侍小久保監督の継投策に喝!
野球評論家の張本勲氏(75)が22日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜、前8・00)に出演。3位に終わった「プレミア12」で侍ジャパンの指揮を執った小久保裕紀監督に「喝!」を入れた。
準決勝の韓国戦で侍ジャパンは逆転負けを喫した。7回を1安打無失点と好投していた先発大谷を85球で交代させた継投策が結果的に裏目に出てしまった。
張本氏は「ちょっと油断が入っている。あれだけいい采配していた人が大谷をなぜ代える?今までのプロ野球の悪い流れなんですよ。六回、七回を投げたら次の継投でリリーフに任せるというのが。アメリカの悪いマネをしてね。やっぱり先発完投が投手の夢なんですよ」と痛烈に批判した。
続けて「(大谷は)85球でしょう。11三振ですよ。1安打。韓国の打者がものすごく嫌がっている。あの高い速い球とスライダー」と力説。「次に出てくる則本、松井、増井もいい投手ですよ。でも、大谷と比較したら、あの日の大谷の出来はすごかった。『最後まで投げろ。投げ切れ』と言うのも一つの監督の仕事なんですよ」と一気にまくし立てた。
一方で「ただね、小久保の肩を持つなら、決勝でひょっとしたら(大谷を)最後に投げさそうと思ったのかも分からない」とフォローも。それでも「決勝が先に頭にあるから、考えが甘いんですよ。準決勝に勝たなければ、決勝に行けない。これは小久保の油断だと思いますよ」と手厳しかった。