ソフト・柳田 来年は「40・40」
今年の世相を反映する「2015ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、発表された。打率3割、30本塁打以上、30盗塁以上を記録する「トリプルスリー」を今季達成し、大賞を受賞したプロ野球・ソフトバンクの柳田悠岐外野手が、来季は40本塁打、40盗塁の「フォーティー・フォーティー」を目指すと宣言した。
都内で行われた表彰式でやや緊張しながら「とても信じられないという気持ちで。まさかと。それだけです」と喜びを語った柳田。来季は「フォーティー・フォーティー」での受賞はどうか、と水を向けられると「そういう気持ちは特にはないですけど…」と流行語大賞は目指してはいないものの、「来年の目標にしている数字なので、そこを目指して頑張りたいです」と目標に掲げた。
同じくトリプルスリーを達成し表彰式に出席したヤクルト・山田は「僕は無理かなと思うので2年連続トリプルスリーを達成できるように頑張りたいと思います」と語った。
大賞は「トリプルスリー」と、「爆買い」(ラオックス羅怡文社長)が受賞した。
トリプルスリーとはプロ野球の1シーズンで、打率3割以上、30本塁打以上、30盗塁以上を記録することで、走塁、長打力、打撃の確実性の全てで高い能力を持つ選手しか実現できない。昨季まで日本では8人しか達成しておらず、山田と柳田が9人目と10人目で、同年に2人の達成者が出るのは65年ぶり2度目の快挙となった。
大賞以外のトップテンには五十音順で、「アベ政治を許さない」(作家・澤地久枝氏)「安心して下さい、穿いてますよ。」(芸人・とにかく明るい安村)、「一億総活躍社会」(安倍晋三首相)、「エンブレム」(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)、「五郎丸(ポーズ)」(ラグビー日本代表・五郎丸歩)、「SEALDs」(奥田愛基氏)、「ドローン」(千葉大大学院・野波健蔵特別教授)、「まいにち、修造!」(松岡修造)が選ばれた。