オリックスは４日、福井市内のホテルでドラフト１巡目で指名した吉田正尚外野手（青学大）と仮契約を結んだ。契約金１億円プラス出来高５千万円、年俸１５００万円（金額は推定）。背番号は米大リーグ・ナショナルズのブライス・ハーパー（ナショナルズ）も背負う３４に決まった。

　吉田は今季のナ・リーグ本塁打王のようなスケールの大きい打者を目指す決意を込めて自ら選択。「（動画サイトの）ＹｏｕＴｕｂｅで見て憧れているので。自分も打撃で『おー』っと言われる打者になりたい。イチローさんの５１番じゃないけど、３４番と言えば吉田と言われるようになれれば」と意気込んだ。

　加藤編成部長は「高校から４番を務めるのは、並大抵のプレッシャーではない。彼は好不調の波があっても、何とかしてくれる雰囲気、目力を感じる」と、大学日本代表でも４番に座った好打者へ期待をかけた。