巨人・杉内 球界最大減俸4億5千万減

 巨人・杉内俊哉投手が10日、都内で契約更改交渉に臨み、球界史上最大減俸となる4億5000万減の5000万円(プラス出来高)でサインした。4年契約最終年の今季は7月に戦線離脱となり6勝どまり。10月には離脱の要因となった右股関節の手術を受け、復帰は早くても来夏以降とみられている。(金額は推定)

 杉内は現在、リハビリ中で移動も困難な状況にあり、球団幹部が都内某所に出向いて交渉。杉内側から基本年俸を抑え、出来高をつける契約の申し出があり、合意に至った。杉内は球団を通じてコメントを発表し、「今年はシーズン途中で戦線を離脱し、チームにとって4連覇のかかる重要な時期に全く戦力になれなかったことをとても悔しく思います。そして、球団やチームメートに迷惑をかけ、かつ、ファンの皆様のご期待を裏切ってしまったことを心より申し訳なく思っております」と謝罪。さらに、来季に向けて「今後はスケジュールに沿って地道にリハビリを重ね、来年後半には戦列に復帰して高橋由伸新監督のもと、ペナント奪回のための大切な時期に戦力として活躍できるよう努力してまいりたいと思います」と決意表明した。

 過去には巨人に在籍していた小笠原(現中日2軍監督)が、12年オフに3億6000万減の7000万円でサイン。杉内はこの金額を上回り、球界史上最大の大減俸となった。

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