張本氏、岩隈の移籍報道そのものに疑問
プロ野球解説者の張本勲氏(75)が20日、レギュラーコメンテーターを務めるTBSテレビ「サンデーモーニング」の人気コーナー「御意見番スポーツで、大リーグの岩隈久志投手(34)がドジャーズとの契約合意後に身体検査を経て破談となり、古巣のマリナーズと再契約に至った報道に絡め、ストーブリーグ報道自体の信ぴょう性についても疑問の気持ちを表した。
張本氏は岩隈の動向が二転三転した状況について、「ドジャースが心配したかもしれませんね。(岩隈の)肘のことがあるからね。あるいは(金銭面での)条件が合わなかったのか。元(マリナーズ)に戻って良かったですよ。青木(宣親)も来ますから」と感想を表した。
今オフは広島の前田健太投手(27)のポスティングシステムによるドジャース移籍の可能性も報じられているが、張本氏は「ドジャースは(前田と岩隈の)どっちも取りたいから」とした上で、「年俸もそうだけど、うわさというのは勝手に飛ぶから」と語った。
岩隈は11月にマリナーズから1年約19億円の提示を受けたが拒否し、全球団との交渉が可能になった。その後、今月7日にはドジャースとは3年総額55億円で合意と報道されたが、18日午前1時になって破談報道が出され、13時間後の同日午後2時にはマリナーズとの1年契約(2、3年目のオプション付き)に至ったと報じられた。(日時は日本時間)