王投げた、長嶋打った-夢対決実現
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督とソフトバンク・王貞治球団会長が11日、ヤフオクドームで開催された「名球会ベースボールフェスティバル2016」の始球式で“対決”した。
セ・パ対抗戦のプレーボール前、王会長が投手としてマウンドに立ち、長嶋名誉監督が打席へ。ボール球を3球連続で見極めた長嶋名誉監督は4球目、王会長の左腕から放たれた白球を目がけてフルスイング。左手一本ながらしっかりとボールをとらえ、打球はショート前へと転がった。
対戦前、長嶋名誉監督は「バットを振ることは振るけど、当たるかどうか分かりません。気持ちとしては当てたいし、いい当たりをするようにしたいと思います」、王会長は「長嶋さんのバットに当てるのが使命。いい内容で盛り上げたい」と語っていたが、夢の対決に観客は大喜び。マウンド付近で握手を交わした両者に対し、大きな拍手が送られた。