東海大相模 門馬監督が指導者に講義
昨夏甲子園で優勝した東海大相模の門馬敬治監督が23日、千葉市内で行われた野球指導者講習会で「指導者の役割」をテーマに講義を行った。少年野球、中学、高校、大学など、各世代の指導者約450人を前に熱弁を振るった。
「甲子園は怖い場所」と表現した門馬監督は「グラウンドからの階段を下りる時に、いつも『もう戻ってこられないのでは』と思っている」と理由を説明。「信念は変えてはいけないが、指導法や手法はどんどん変えていかないといけない。教える側も勉強して、日々成長しないと」と、指導者も変化を恐れず挑戦していく必要性を強調した。
今春センバツ出場は絶望的だが、ドラフト候補右腕の北村朋也投手らを擁し、夏は甲子園連覇に挑戦する。門馬監督は「もう日本一ではないし、日本一が一番上ではない。世界で通用する人材を育成できるように、どんどん勉強していきたい。今日、こうした時間をいただいたことも刺激になる」と、意欲を口にした。