オリのディクソン、来日遅れの理由は…
オリックスのブランドン・ディクソン投手(31)が28日、成田空港経由、関西国際空港着の便で来日した。
当初の来日予定は27日。球団からは「アメリカ国内線の大幅な遅延などの影響で、来日便が変更」との発表があったが、ディクソンは首をかしげた。
「なぜだか分からないんだ。機材に問題はなかったのに、荷物が積めないと言われて、“君もほかの飛行機に乗ってくれ”と言われた。いまだに意味が分からないよ。長い1日だった」
結局、空港まで送ってくれた妻にもう一度、迎えに来てもらい出直すことに。「娘と2度もお別れしないといけなくなったからね。つらかったよ」。第2子、ケンズィーちゃんは5日に生まれたばかりとあって、寂しさはひとしおだったよう。
米国での自主トレについて「こどもたちを追いかけていた」とちゃめっ気たっぷりに答えた。「順調にコンディショニングを終えてきた」と自信を見せる。
来日4年目を迎えるが、過去3年は8勝、9勝、9勝と2桁勝利を逃している。
「あと一歩はもう、うんざりだよ。10勝を一つの目標としてやっていきたい」と目標に掲げた。
ディクソンは昨季、開幕投手を務め、5月には月間MVPも獲得したが、右脇腹を痛め途中離脱、9勝9敗、防御率2・48の成績を残した。