プロ野球元楽天監督の野村克也氏（８０）が１９日、フジテレビ系「ダウンタウンなう２時間スペシャル」に出演し、覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博容疑者（４８）について、まず「清原？バカだね」と言葉を発し、続けて同容疑者の新人時代について元西武監督の森祇晶氏（７９）を名指しし、「彼がプロに入ってから、ああいう風に育てちゃった」などと話した。

　清原容疑者は森氏が西武監督時の１９８６年に同球団に入団。野村氏は当時について、「わがまま、なすがままにしてしまった」と論評した。そして、自身の新人育成方針については「鉄は熱いうちに打て。最初は厳しくですよ」と示した。

　今回の事件について野村氏は「プロ野球のイメージダウン。本人は遊び心で（覚せい剤を）やってみたんだろうけど…」とぼやいた。

　この日はかつて楽天で新人時代から３年間指導したヤンキースの田中将大投手（２７）も出演し、野村氏は「時代だな。ヤンキースのエースですよ」と感慨深げだった。