韓国207センチ投手に球場どよめく
「練習試合、オリックス5-1斗山」(25日、清武)
斗山の4番手は長身左腕・張珉翼(ジャン・ミンイク)投手(25)。あまりの長身に、ブルペンで投球練習を始めただけでスタンドの視線を集めた。その身長は207センチ。三塁側にあるブルペンに立てば、ラバー部分より頭が出る。
球場で観戦する1200人ファン注目の登板は六回。先頭の代打・縞田を138キロの速球で遊ゴロに打ち取ると、続く原も二ゴロに打ち取った。さらに伊藤に対してはカウント1-1から内角を狙った直球が抜けて伊藤の太ももを直撃する死球。ボークで二塁まで走者を進めるが駿太を変化球で空振り三振に打ち取り無失点で切り抜けると、三塁側に陣取る斗山ファンから拍手が送られた。
対戦した原は、その長身をこう証言した。
「打席に入ってみたら“オッ”と思いましたね。カーブが普通なら肩くらいから曲がってくるのに、頭の方から落ちてくる感じでした。打ちにくい?そんなに腕の振りが速いわけじゃないので…」
死球を食らった伊藤は。
「目がこっちを見てたんで来るだろうなと思いました。狙って当てたわけじゃないでしょうけど、痛かったですよ。やっぱりあの高さのボールを見ることないんで高いなあと思いましたね」
ちなみに張珉翼投手は10年に斗山に入団、昨季の1軍登板は4試合で勝ち負けは付かず、防御率は29・25。