桑田氏、清原容疑者に「信じられない」
元プロ野球選手の桑田真澄氏が6日、NHKの「サンデースポーツ」に出演し、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された清原和博容疑者について語った。「ともに戦った仲間であり、かけがえのない友人なので、今でも容疑者と呼ばれるのが信じられない」と無念さをにじませた。
桑田氏と清原容疑者は、PL学園高、巨人でチームメートだった。スターだった清原容疑者がなぜ覚せい剤に手を染めたのかと問われると、「僕たちは学生時代から、本当に負けられない試合、プレッシャーのかかった試合、マウンド上、打席でも、恐怖感や挫折もしましたし、屈辱、いろんなものを味わってきた」と振り返った。その上で「そういったものを乗り越えていくからこそ本当のスポーツマンであり、スポーツマンの使命だと思う。なぜなんだろう。残念でならない」と語った。
その上で「野球は失敗するスポーツなんですね。人生も失敗の連続だと思うんです。僕自身も失敗ばっかりしてきた。でも大事なことはそこから何かを学び、どう立ち上がっていくか。もう一度、彼の輝く姿を見てみたいと思いますね」と、清原容疑者の復活を願った。