巨人が高木京介に契約解除を通達
巨人は22日、野球賭博問題で1年間の失格処分となった高木京介投手について、本人に対して契約の解除を伝えたことを発表した。都内で会見した久保博球団社長は「開幕直前のこうした時期に野球ファンの期待と信頼を損なうことになり、野球ファンの皆様にあらためておわび申し上げたいと思います」と謝罪した。
森田清司総務本部長によると、契約解除が伝えられた高木京は「関係者、チームメート、ファンの皆様に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。あらためて、おわびしたい。自分はプロ野球に汚点を残してしまった。今後の人生では、自分が起こしてしまったことを深く反省したい」と話していたという。
今後について、「1年間の失格は予想していなかった。どう考えていいか分からない。同じようなことをしたのに福田さんたちが、無期の失格だと思うと心が痛い。心が苦しい。自分がやっていたことの重さを考えると、とても野球をやる資格はないと考えていた。予想しない裁決で、今はどう考えていいか分からない」と話したことも明かされた。
熊崎勝彦コミッショナーはこの日、野球賭博に関与したとして、巨人の高木京介投手に1年間の失格処分の裁定を下している。