日本ハム今季初勝利、有原8回0封好投
「ロッテ0-1日本ハム」(27日、QVCマリンフィールド)
日本ハムが田中賢介内野手の犠飛で得た1点を、先発の有原航平投手と増井浩俊投手の完封リレーで守り抜き、今季チーム初勝利を挙げた。
増井が最後の打者、デスパイネを三振に切って取ったのを見届けた有原は「本当、勝ててほっとしています。3連敗だけはしてはいけないと思うので、絶対勝つという気持ちで投げました」とお立ち台で笑顔を見せた。チームは開幕2連敗。この日も負けていれば09年以来7年ぶりの開幕3連敗となるところだった。
要所を締めて結果を残した。四回、1死一、二塁のピンチを招いたが6番の井上を二塁への併殺打に打ち取った。直後の五回に出た田中賢介の先制犠飛を呼び込んだ形となった。
8回無失点の好投には「守備のホウがしっかり守ってくれたので感謝したいと思います」。四回のピンチの後に得点が生まれたことにも「粘って良かったと思います」とさわやかに振り返った。
ロッテは6安打したもののチャンスを生かし切れず、12年以来となる開幕3連勝はならなかった。先発のスタンリッジは7回1失点と好投したが、援護なく黒星がついた。