「ヤクルト８－４阪神」（３０日、神宮）

　昨季リーグ覇者のヤクルトが開幕連敗を４で止め、今季初勝利を挙げた。

　打線が爆発。１－１の四回に昨季後に日本ハムを戦力外となった鵜久森の移籍１号となる左越えのソロで勝ち越し。六回にも１死後の鵜久森の遊撃内野安打による出塁から打線がつながり、中村の１号２ランなどで５点を奪って突き放した。

　先発・成瀬は６回２安打１失点で１勝目。

　お立ち台に立った鵜久森は「うれしいです。（本塁打は）成瀬さんが頑張っていたので、何とかチームの流れを変えたいと思い打席に立った。（ベース１周中は）いろんなこと、もう１度野球ができていることをうれしく思って１周していた。（六回の出塁は）無我夢中で一振りにかけています」と声を弾ませた。

　阪神は連勝が３で止まった。０－１の四回にヘイグが来日１号となる左越えのソロを放って同点に追いついたが、先発した岩田が六回途中を１１安打７失点で降板。これが誤算だった。九回にはゴメスが２試合連続の３号３ランを放った。