日本ハム大谷、1失点完投もまた勝てず
「楽天1-0日本ハム」(10日、コボスタ宮城)
日本ハム・大谷翔平投手(21)が今季初勝利を懸けて先発マウンドへ。8回を6安打1失点8奪三振の力投で完投も打線の援護がなく2敗目。開幕から未勝利となった。
最速156キロの直球にスライダー、フォークを織り交ぜ、三回まで無失点。しかし、四回に先制点を許した。先頭ウィーラーの中堅への飛球を杉谷がダイビング。捕球できず後ろにそらす間に二塁打にしてしまった。1死三塁からドラフト3位・茂木(早大)への初球。フォークを中堅へはじき返された。
五回以降も粘りの投球を見せたが打線は先発釜田の前に0。八回、福山、九回は松井裕とつながれた。
栗山監督は「球数も理想的だったけど」。四回、伏兵の茂木に初球を打たれたことについて問われると「こっちが、全く点を取れなかった訳だから」とかばっていた。